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2019年11月

  • 2019年度 第2回見学会

    令和元年11月8日(金)15:30~17:00
    参加者25名

    今年度の第2回見学会は福岡県北九州市の九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の安全創造館(社員研修センター)を訪問しました。

    研修会の前半では、同社事業開発本部の太田周作様にJR九州の事業概要などに関するご講演を行っていただきました。

    JR九州では、九州全体の乗降客数が新宿駅を下回るという経営環境のなで、鉄道以外の事業活動に注力しています。駅ビルをはじめ、マンション、ホテル、外食事業、さらには農業などにまで事業フィールドを拡大しており、現在で鉄道事業の売上が全体の3分の1というほど多角化経営が進んでいるそうです。

    また、鉄道事業においては、「ななつ星in九州」などのD&S(デザイン・アンド・ストーリー)列車を展開。単なる移動手段としてだけではなく、楽しみながら観光地へと向かうための取り組みも進めています。

    また、CS向上に向けた取り組みも積極的に進めており、「サービスを社風へ」というテーマを掲げ、お客さまに感動をもたらすサービスの徹底を推進しているそうです。

    新築市場が縮小するなかで、既存事業の強化と事業ポートフォリオの多様化が求められる住宅業界にとっても非常に参考になるご講演でした。

    研修会の後半では、JR九州の人材育成センターである安全創造館を見学しました。この安全創造館は、「過去の事故等を風化させず、基本動作や安全対策の意味を理解し、お客様や社員の安全のために行動できる社員を育成すること」を理念として、安全教育の中核ツールとして開設されたものです。

    JR九州では、「安全創造運動」として、安全はあって当たり前のものではなく、創りあげていくものであり、社員一人ひとりが安全創造運動の主役になる必要があるという考えのもと、安全に関する社員教育の徹底を図っているそうです。

    JR九州、安全創造館(社員研修センター)の方々には、見学会の開催に向けてご協力をいただきました皆様に心より感謝いたします。

2019年9月

2019年7月

  • 2019年度 第1回見学会

    令和元年7月12日(金)13:30~16:00
    参加者23名

    2019年度の第1回見学会は、神奈川県厚木市のリコーインダストリー様を訪問し、3Dプリンターを活用した住宅メンテナンス部品の製造に関する可能性と生産現場の自動化・改善ツールなどに関するご講演と見学会を行いました。

    講演会では、3Dプリンターに関する基本的な情報や今後の可能性などを解説していただいた後、リコーグループ様が展開する3Dプリンター造形サービスについてご紹介いただきました。メーカー側に在庫がない住宅のメンテナンス部品を3Dプリンターで製造した事例なども既に出てきており、今後のメンテナンス部品のあり方に一石を投じることになりそうです。

    講演の後は実際の3Dプリンターやこれまでに製造した実例などを見学しました。また、リコーインダストリー様が実際に取り入れている生産現場での自動化、改善ツールなどもご紹介いただきました。具体的には、磁気テープではなく、床に貼った一般的なビニールテープの上を自動で走行するAGVや、離れた場所で同時に情報を共有できるインタラクティブホワイトボードなどを見学しました。

    リコーインダストリー厚木事業所の方々には、見学会の開催に向けてご協力をいただきました皆様に心より感謝いたします。

2019年6月

  • 2019年度 第1回研修会

    令和元年6月21日(金)13:30~15:15
    参加者27名

    東京国際フォーラムで開催された第1回研修会では、当協議会の2つの研究会から、平成30年度に取り組んだ活動の報告がされました。

    「CS評価研究会」からは、「住宅及び住宅設備に関するNPS(ネット・プロモーター・スコア)調査結果」について報告がされました。今回のアンケート調査では、業界では初めて住宅と住宅設備について顧客ロイヤリティの数値化を試み、その結果としてNPSと満足度の相関関係、他業界の数値との比較、またNPS向上に向けてどのような取組みが必要かなど、住宅・設備共に大変興味深い報告がされました。

    「メンテナンス研究会」からは昨年から取り組んでいた「住まいと設備のこうなる前にメンテナンスを」のホームページでのリリースと、「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW出展・アンケート調査」について報告がされました。アンケート調査では、建材・設備機器について「まずはセルフメンテナンス」「ここから先は専門業者に」「更新の際は燃費を意識」などについて、お客様自身がしっかりとした基準を持っているということが明らかになりました。協議会としてメンテナンスに関する啓発資料を一般により広く周知していく必要があり、今年度から始める、新たな啓蒙活動のテーマについても報告がありました。

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