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ご挨拶

会長挨拶

住宅産業協議会 会長
田所 健一

 平素は住宅産業協議会の活動に対して格別のお引き立てを賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。2022年度より住宅産業協議会の会長に就任致しました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

コロナ禍による生活様式の変化や在宅時間の増加などにより、住まいに対するお客様のニーズが大きく変わろうとしています。例えば、テレワークの定着などを背景として、より広い住宅を求める動きが現れているほか、「おうち時間」をより安全、快適にするためのリフォーム需要も顕在化してきています。

一方、日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを実現するという目標を打ち出し、様々な取り組みを急速に進めようとしています。こうした動きを受けて、今後、住宅や住生活の脱炭素化が進展していくことが予想され、住宅業界にも新たな技術開発や暮らし提案が求められています。

こうしたなか、住宅産業協議会ではリフォームビジネス展開のためにCSが果たす役割の分析や、永く快適に住み続ける為のメンテナンスの重要性などに関して精力的な研究活動を行っております。

CS評価研究会では、ストックビジネス市場開拓を見据えてリフォーム工事における長期CSについて調査分析などを行ってきました。また、さらなる顧客満足度の向上に向けて、NPSを用いた顧客ロイヤリティの評価に関する研究なども実施しています。

今後も新たな調査に取り組み、会員各社にとって有効な指針となる成果物作成に向けて活動を進めて参ります。

メンテナンス研究会では、これまで蓄積してきた住宅の維持管理ノウハウやメンテナンススケジュールガイドを広く告知し、普及させる活動を行っています。

こうした活動を通じて、品質・性能に優れた住宅を大切に住み継ぎながら、長く使用していくための環境整備に努めています。

また、これらの研究活動が優良な住宅ストック形成の一翼を担うものになればと考えております。

当協議会は経済産業省の提言を基に1998年に発足し、今年24年目を迎えますが、「CS」つまりお客様の満足度を向上させることにより住宅の信頼性を高め、住宅産業および住宅関連産業の発展に繋げるという基本目的を大切にしながら、会員各社のご協力を得て、時代の変化に柔軟に対応した活動を積極的に推進して参ります。

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