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ドア・ミラー・窓

浴室―ドア・ミラー・窓

現象1 入り口ドアの下から水が漏り、脱衣室側の床を濡らしている

なぜこうなるの?(原因)

洗い場側で溢れた湯水がドアにかかった場合、下枠にある水抜き穴から排水されます。排水しきれなかった湯水は止水パッキンでおさえ漏水を防ぎます。(シーリングの場合もあり)この止水パッキンが切れたり、外れたりすると脱衣室側へ漏水します。

メンテナンスを必要とする判断基準

脱衣室側の床に漏水の兆候が目視などで確認されたらメンテナンスが必要です。

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

脱衣室側への漏水を放置しておくと、ユニットバス設置架台の下部まで水が廻り、最悪の場合は建物の構造体を腐食させてしまうような拡大損害につながることもあります。
上記の状況が確認されたら、直ちにメンテナンスを行う必要があります。

現象2 浴室内の鏡(ミラー)がガタついている

なぜこうなるの?(原因)

想定される主な原因としては、ミラー取り付け金具(受け金具+ビス止めなど)の取り付け不良および経年使用によりビスが緩んだことが考えられます。

メンテナンスを必要とする判断基準

触ってみて今にも外れ落ちそうな場合。
(直ちにビスを締め直すなどの対応が必要です。また多少ガタついている程度でもすぐにビスが緩む場合もあるので気付いた時がメンテナンス時です。)

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

ガタつきを放置し、万が一入浴中にミラーが落下すると、大事故へつながることもあります。
特に洗髪等で集中している時は、廻りが見えない無防備な状態になっています。こんな時にミラーが落下すると破損し、身体をキズつけてしまう可能性が非常に高くなります。

現象3 浴室の手すりがガタついて、外れそうである

なぜこうなるの?(原因)

浴室の手すりは、壁パネルにビスやボルトを使って固定します。長期間使用しているうちにビスなどが緩み、ガタつくことがあります。

メンテナンスを必要とする判断基準

手すりを握った時に、明らかにガタつきがある場合。
(早急にメンテナンスを行う必要があります。明らかなガタつきが無い場合でも、手すりと壁パネルの間に目に見える大きな隙間がある場合は、経年でガタつく可能性があります。)

メンテナンスをしないとこうなる(劣化が進行した場合)

ガタつきがあるままで使用を継続されますと、ビスやボルトの緩みが次第に大きくなり、最後には外れ脱落してしまいます。
その様な状態で手すりを掴んだり体重を掛けたりすると、手すりが壁パネルから外れ落ち、重大事故につながる可能性があります。

よくある質問

Q1 浴室のミラーの表面に白い円状の輪がこびりついています。どの様に落とせば良いでしょうか。

A1

原因は水道水中のカルシウムなどの金属成分と石けん分や身体の脂肪分などが反応して付着したものです。
・まず市販のガラスクリーナーかエタノールをスプレーして、乾いた布でふき取ります。
・それでも落ちない場合は、表面を水で濡らして、クリームクレンザーをつけたスポンジで均一に磨きます。
磨いた後に表面を少し水で濡らしてみて、水滴が残らずに流れ落ちるようになるまで磨きます。
・最後に水ぶきをして洗剤を完全にふき取り、乾かします。
鏡が乾いたら、乾いた布で表面をふきましょう。
注)※製品によっては、汚れ落ちを良くするため等で特殊表面処理を施しているものがあり、クリームクレンザーは使用できない場合もありますので、各製品の取り扱い説明書もご確認下さい。

くもり防止に油膜取りスプレー


お手入れ後に、自動車用の油膜取りスプレーをひと噴きしておくと、汚れの付着やくもりを防止する効果があります。
※くもり止め加工がされている鏡にはクリームクレンザーを使用すると効果がなくなる、キズがつくなど不具合が発生しますので、使用しないでください。
注)※製品によっては、汚れ落ちを良くするため等で特殊表面処理を施しているものがあり、クリームクレンザーは使用できない場合もありますので、各製品の取り扱い説明書もご確認下さい。

Q2 10年ほど使っているミラーの下の方やまわりが黒ずんできました。原因も分からず対処に困っています

A2

原因はミラー裏面に塗っている銀が浴室内での湿気や洗剤により変色してしまったものです。これは一般的に“しけ”と呼ばれ、表面の症状ではないため、たとえ錆を落としてもミラーとしての本来の役割を果たせなくなります。
この現象は、いわゆるミラーにとっての製品寿命ですので、交換をおすすめ致します。

豆知識

浴室の窓のお手入れ方法


浴室の窓は、ついつい怠りがちになるお手入れ箇所です。
月に1回程度、以下の要領でお手入れいただくときれいに保てます。

お役立ちワンポイントグッズ

サッシのレール(溝)の汚れ落としに重宝するグッズです。

★割り箸にふきんを巻いてゴムで締める。この簡単にできる自作お手入れ道具は、狭い場所のお手入れに大活躍します。